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「マスク疲れ」起こしていませんか?

日本ではマスクをしていないとなかなか外を歩きづらかったり、周りの目が気になりますね。冬の時期であればずっとつけていても苦にならないマスクも、夏のような暑い季節やジメジメした時期にずっとつけておくのはなかなか辛いものがあります。実際にマスクをずっとつけっぱなしにすると、下記のような問題が起こりうるとされています。

これからの時期、マスク長時間着用の注意点

①湿邪の蓄積
体のなかに余分な水分が溜まることにより、全身がだるくなったり、やる気の低下などに繋がる場合があります。湿邪について詳しく知りたい方は、前回の記事〈「湿邪」を元気よく乗り越えるコツ〉をご参照ください。

②肩こり、首こり
マスクを常時つけていることで、肩こりや首こりに繋がるおそれがあります。原因としてはマスクをつけていないときに比べ、頑張って呼吸をしないといけなくなるため、肩や首のこりに繋がります。また、マスクのゴムで長時間耳のあたりを締め付けられるので、それも首、肩こりに繋がるとされています。

③熱中症
マスクをつけていることで熱中症のリスクも高まります。「マスクを着けると顔の温度がどう変化するのか」をサーモグラフィーで実際に測ったデータによると、マスクをしている状態としていない状態では3度ほど顔まわりの温度に変化が見られました。そういった状態が続くと体の内側に熱がこもり、顔周りに汗をかき始めることで熱中症のリスクが高まるとされています。

④衛生問題
マスクを長時間着けっぱなしにしていると、マスクの表面(外側)にウイルスなどが付着します。そのマスクを触った手を通じて鼻、口からウイルスを取り込んでしまう可能性があります。

⑤肌荒れ
マスクによる摩擦が肌にストレスとなり、敏感肌の方やマスクの当たる部分に吹き出物や湿疹ができやすくなる恐れがあります。肌が敏感な方はコットンガーゼのマスクなどがオススメです。また、自分の顔の大きさに合ったマスク選びも重要です。鼻の中心の高さからあごの先まで覆うくらいのサイズが好ましいとされています。

公園でマスクを外し、深呼吸

マスク疲れを起こさないポイントとしては、外であっても人気の少ないところではマスクを外し、深呼吸をしましょう。マスクをした状態で呼吸を深く保ち続けることは首、肩にとってかなりの負担になります。お風呂上がりや、シャワーの後にしっかりストレッチをするなどして対策をしていきましょう。

サポーター

村中僚太
村中僚太
鍼灸師・ケアマネージャー。
国立大学法人筑波技術大学卒後臨床課程卒。豪華客船鍼灸師としてディズニークルーズなどに勤務、延べ4000人の外国人を治療。2019年よりコーカサスの小さな国ジョージアに渡り、日本人初の鍼灸院を開業。

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