自分らしく

ストレス発散の方法

心地いいのは、すぐに仕事ができる環境

今年はリモートワークを強いられ、仕事をする環境ではない自宅でプライベートと仕事の時間の境界線をもちにくい、とか、ダイニングの椅子では長時間座っていると疲れる、など、いろいろな問題でストレスが生じた方も多いことと思います。

私の場合、会社勤めをしたことがなく、もともと仕事用のスペースは部屋のなかに確保していてあるので、環境面での問題はありません。極端なことをいえば、寝ていても仕事の夢を見て、ハッと思いつき夜中にメモを取るとか探し物をするなんていうこともあります。どこかで神経が休んでいないのでしょう。

仕事モードが完全にオフになることがないのが現状です。何十年もそんな環境で生活してきているので、皆さんの「困った」は理解できないところもあります。思い立ったら、すぐに仕事ができる環境に身を置いていることが、私にとっては心地よいからです。出先で仕事をしている場合、「あの資料があれば」とか「あの写真集に伝えたいイメージの写真があった」とか、逆に手元にないことに不便を感じます。

季節の移り変わり

山に行っても、そこにある自然の織りなす色やパターンを見ては「こんなプリントできたら素敵!」などと、一期一会の景色を見ながら写真を撮っています。さすがに危険な岩を登っているときや急斜面でのスキーで降りるときは余裕もなく、仕事のことは考えられませんが…。結果、私のストレス発散は、没頭できる環境に身を置くことだと思います。

いろいろな山の楽しみ方

山登りにもいろいろなパターンがあって、同じ山には行かない派と、同じ山に季節を変えて行く派があります。また、100名山を制覇するという目的の山登りもあります。

私は同じ山でも異なる季節、天候でさまざまな風景が楽しめるので、同じ山に何度も足を運びます。何度訪れても異なる顔を見せてくれるのが山の風景です。

蕾だった花が開花したり、緑の葉が紅葉に進むにつれ日々の彩りに変化を見せてくれます。スッキリと晴れた日の稜線、雲がかかった稜線、日の出前と後、雪が積もった葉と溶け出して半透明に透ける緑の葉、どんな些細なことも一期一会です。

山や公園で自然観察をすることで、ストレスが発散できると思います。季節の移り変わりを生活の一部に取り入れてみませんか。

サポーター

峠原直実
峠原直実
スタイリスト、専門誌の原稿執筆、百貨店の服飾雑貨ディレクター、アパレルブランドのファッショングッズの企画、皮革問屋での商品開発など、フリーランスで活動後、2018年に株式会社ニッポン・スタイルを設立。
グリーンシーズンは沢登りに縦走、マウンテンマラソンに参加し、冬はバックカントリーと1年を通して週末は山を楽しむ。
料理も趣味。山でも美味しいご飯が食べたく、ライトウエイトの食材を探索。

プロフィール