自分らしく

春の花に会いに低山へ!

春がやってきた

山にも春が訪れる季節になりました。登山道入口から入山すると、あちらこちらに春を見つけることができます。山域によって咲く花や時期は異なりますが、足元にはさまざまな種類のスミレが咲き、カタバミやヒトリシズカも春の陽光のなかで可憐な花を咲かせています。スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる花の代表のカタクリも顏を覗かせます。

春の花の代名詞の桜が散り始めると、八重桜やヤマツツジ、ミツバツツジのビビッドなオレンジやピンクが山の緑のアクセントとなって彩りを与えます。上を見上げると、光を浴びてキラキラと輝く新芽の合間から見える真っ青な空が眩しい。日常を忘れ、植物観察をしながらゆっくりと足を進める時間は、何ともいえない心地よさに包まれます。立ち止まって耳を傾けると鳥たちのさえずりが聞こえ、ほほをなでる暖かく優しい風がどこからともなくいい香りを運んできます。

楽しみはいろいろ

低山のハイキングコースは道も整備され、ベンチやテーブルも設置されていますので、お弁当を持って仲間とワイワイ楽しむのもいい。また、最近ブームになっている山ヨガを楽しむのもお勧めです。

誰もが経験のあることだと思いますが、人は解放感のある場所に行くと背中や手足をピーンと伸ばし空を仰ぐ行動をします。その行動が、まさしくヨガに通じるものです。大地にしっかりと足を根付かせ深い呼吸をしながら天を仰ぐ、使った筋肉をリセットし、大地のエネルギーを身体に取り込む。身体の緊張をほぐし、精神的にも自分と向き合う時間は、スタジオヨガとはまた違った充実感を感じられると思います。春の花で彩られた山でエレルギーをチャージしてみませんか。

サポーター

峠原直実
峠原直実
スタイリスト、専門誌の原稿執筆、百貨店の服飾雑貨ディレクター、アパレルブランドのファッショングッズの企画、皮革問屋での商品開発など、フリーランスで活動後、2018年に株式会社ニッポン・スタイルを設立。
グリーンシーズンは沢登りに縦走、マウンテンマラソンに参加し、冬はバックカントリーと1年を通して週末は山を楽しむ。
料理も趣味。山でも美味しいご飯が食べたく、ライトウエイトの食材を探索。

プロフィール