自分らしく

裸の心で臨む! 洗車は洗車であって洗車でない!

所有車から愛車への道、洗車こそがその第一歩

皆さん、洗車はどのようにされているだろうか。何の自慢にもならないが、私は自分の車を人に洗ってもらったことがない。「日頃の感謝とともに心を込めて洗うことで車への愛着も湧くというものだ」と思っているからだ。愛車を大切にしていると、不思議と車もそれに応えてくれる。仕事で車を出すことも多い私にはそれがありがたいことで、「今日も無事故で帰らせてくれてありがとう!」と感謝をしながら駐車場に停めている。そうしてまた、洗車をしたくなるのだ。

もうワックスじゃなくても良いと思わせる簡単施工の時代へ

曇りの日こそ、洗車日和である。なぜなら洗車には水分が不可欠だからだ。初めにたっぷりの水をかけて、できるだけ汚れを飛ばしてしまう。次にシャンプーであるが、水で薄めたシャンプーをたっぷりと含ませた信頼できるスポンンジで撫でるように滑らせるだけで良い。重力に逆らわず、屋根から始めて下へと向かって進めていこう。スポンジは、車の進行方向であり風が流れる方向でもある車の前後に統一して滑らせてあげると、目立った洗車キズも付きにくいであろう。

シャンプーをよく落とした後は、いよいよ拭き取りである。ここで登場するのが、濡れたままスプレーして水を拭き取るだけで施工できる市販のコーティング剤だ。近年はこのような自ら施工できる優れたものが発売されており、拭き取り後のあの辛いワックスがけが不要なのだ。使用を重ねる度にボディの輝きは増し、色に深みが出てくる(ように思える)。

自分の洗車技術も板についてくると、その仕上がりに満足しながらスッキリする。そう、何だかとてもスッキリした気分になるのである。

車が綺麗になること以外にも魅力をもつ。それが洗車だ!

私は、単純に洗車が好きだ。汚れていなくても洗車場に向かってしまうこともある。洗車にはその行為自体に、車が綺麗になること以外のことを期待できるのである。

たとえば、ひとりになって余計なことを考えずに無の境地に入ることもできれば、問題の解決策を考える時間にすることもできる。たまには自分自身に言い訳をしてみたり、反省をするのも良いだろう。その工程でどんな境地になろうとも、仕上がった愛車を見ながら、最後には「あぁ〜スッキリした!」と思えるのが洗車なのである。もう、次の洗車が楽しみだ。

※写真は、かつての愛車NA8Cのいじり倒した内装

サポーター

SHINYA MATSUMOTO
SHINYA MATSUMOTO
フォトグラファー。 趣味の風景写真が高じて、写真の世界に転身。ブライダルカメラマンとして人物撮影を学んだ後、現在は独立。
前景・背景を活かした人物写真、「表情」を引き出した風景写真を意識し、将来は両者の融合を目指す。
プライベートでも撮影を楽しみ、写真撮影においては大抵のことは苦にならない。

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