自分らしく
紅葉の山歩き

北から山を染め上げる美しい日本の風景
空気が澄んで気持ちのいい季節になり、山は北から少しずつ艶やかな色に染まってきました。緑から黄色、オレンジ、赤へと移り変わる山の景色、高度が上がると次々に彩が変わっていく今のシーズンは、山に行く楽しみが倍増します。
山域によって、さまざまな紅葉の姿があります。たとえば、水辺の紅葉は水面に映り込む美しさがあります。水が揺らぎ、さまざまに変化していく美しさは時が経つのを忘れさせてくれます。
また、テント泊でのんびり紅葉を眺めながら温かい食事をするのは至福のひとときです。山登りをしながら紅葉のトンネルをくぐったり、遠くに見える紅葉を眺めたり、一言で「紅葉狩り」といってもいろいろな楽しみ方があります。
無限大に広がる色の世界
一枚の葉の色が緑から赤へのグラデーションをみせる姿は、よくよく観察しながら歩かないと見過ごしてしまいます。ゆったり、立ち止まりながら、葉を観察していれるときはとても穏やかな気持ちになります。同じ赤でも木の種類によってオレンジ系だったりワイン系だったり、じっくり観察するといろいろな発見もあります。
しっとりとした緑に輝く黄色に鮮やかな赤が映えるこの季節、色を見るなどテーマをもって山歩きをするのも今の時期ならではの楽しみです。温かな飲み物をポットに入れて山を歩いてみませんか。