自分らしく

植物の力

ミモザに感じる春

2月末から3月にかけて東京の花市場では、黄色の花を付けたミモザが出回ります。原産地はオーストラリア。暖かい地域で生育するマメ科アカシア属の樹木です。以前2月に南フランスのマルセイユを旅したとき、あちこちの一般住宅の生け垣に黄色のミモザがたわわに咲いていたことを思い出します。

写真は、南フランス エクサンプロヴァンスの街マルシェで買ったミモザやラナンキュラス、チューリップなどをステイ先で束ねて撮影したもの。ビタミンカラーに心が弾みます。植物のもつ色の力ですね。

イタリアでは男性が女性にミモザを贈る

3月8日は国際女性デー。女性の自立や尊厳を考える日ですが、イタリアではミモザを女性に贈る習慣があります。イタリアではミモザが一般的に自生していて、富める者も貧しい者も女性に感謝の気持ちを込めてミモザを贈ることができるというわけです。

ミモザの花言葉:日本とフランスでは…

ミモザの花言葉は、日本では「感謝」「友情」などと言われています。フランス語では…Personne ne sait que je vous aime. 「私があなたを愛していることを誰も気づいていません」

ミモザは鮮やかな黄色の花を2、3月に咲かせますが、花芽は6か月以上も前につき、固く閉じたまま秋・冬を乗り越えるのです。そんな花の特徴が人知れず恋心をもつ花言葉となったのでしょうか。

アロマの効果は癒し

ミモザの香りは、パウダリーで上品な甘い香り。ただ、精油にすると少し香りが強くなるので注意が必要です。

神経性の不調に働きかけ、心を癒すと言われています。不安や緊張、精神的なショック、ストレスなどに効果的です。無気力な気持ちの回復にも役立つでしょう。

Author profile

落合邦子
落合邦子
フラワーデザイナー。
「女性が一生続けられる仕事は?」と思い、6年間の会社勤めを辞めて花の仕事を始動。フラワースクール、ウェディングブーケ、空間装飾の業務を続けるなか、介護が必要となった両親やがん治療中の家族などを通して花や植物のもつ力に注目。また、天然香料のアロマフレグランスの調合も実践。

有限会社アトリエオルタンシア 代表取締役
2014年 パリにて個展開催
2017年 パリの美術展Salon des beaux arts の招待作家として出展し、審査員特別賞を受賞

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