らしくのイベント

【ら・し・く主催】ドンハマ★大人の絵本読み聞かせミニ体験会

〈ら・し・く〉では、情報発信を中心にサイトの更新を行ってきました。今後は少しずつですが、イベントやセミナーを開催していきたいと思っています。今回は本格稼働の前の体験会です。

ドンハマ★さんとはどんな人?

ドンハマ★さんは、一般企業に勤めながら大人対象に絵本の楽しさを伝える「おとなの絵本プロジェクト」というコミュニティを主宰。イベント回数約300回、参加者数約5,000人という実績を重ねていらっしゃいます。自分と人の笑顔、ワクワクをいっぱい作っていきたいそうです。

大人の絵本読み聞かせって?

ほぼ初めましての10人が、広尾のスポーツマッサージのスタジオに集まってきました。フロアの椅子に座り、ドンハマ★さんを不安そうな面持ちで囲んでいます。子ども対象の読み聞かせや、朗読会などとどう違うのか?…私も、絵本の読み聞かせが初体験だったので、何が始まるのかドキドキでした。

『ルラルさんのにわ』をドンハマ★さんがまずは読み始めます。『がまんのケーキ』『くだものさん』『しあわせならてをたたこう』と、参加者が前に出て読み進めるうち、硬かった皆さんの表情が緩んできました。2人で掛け合いをしたり、手を叩いたり、アクションがついてきて、絵本の世界に引き込まれていきます。

頭で考えず、まずは感じよう

ドンハマ★さんがお話しになった「絵本の字は見えないと思いますが、むしろ見えなくていいんです。心の目で見てください。絵に集中してもらえば」の言葉に納得しました。文字を追って情報を得たり、仕事をする日々、視覚に頼らず想像力を働かせることは、本当に少ない。紙芝居やラジオに近いと感じました。

頭(ロジック)を使わず、心で感じることが疎遠になっている毎日。そんな日常に、スイッチをオンからオフモードに切り替え、心を解放する時間が必要なことを思い出させてくれました。最後の絵本『かっぱもやっぱりきゅうりでしょ?』が終わったころには、不安そうだった参加者の皆さんも、笑顔になって終了しました。

今回はミニ体験会だったので、1時間ほどの短縮版。終了後に開かれた参加者の方と懇親会では、初めての体験だった方からも「引き込まれた」とのお声をいただきました。絵本を介して、あっという間に参加者同士が仲良くなったことも素敵な副産物だったと思います。

ドンハマ★さんは新しいプロジェクトを開始します。5年間続けた〈よみきかせナイト〉からバージョンアップしたプログラムを準備しているそうです。

ドンハマ★の絵本情報局 

えほん未来ラボ