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セミナー「色彩ワークショップ 色は心の言葉」に参加して

2019年7月1日   ピアサポートよこはま主催のセミナー

色は心の栄養素とも言われ、色が人へ及ぼす作用は心だけでなく体のなかにも起こることが分かっているそうです。暖色系の色は血圧や、脈拍、呼吸速度を高め、寒色系は逆に生理機能を沈静化させるとか。色と五感は密接につながっているところから、カラーセラピーは癒しを導くセラピーと言われているそうです。

大人のぬり絵のワークショップは、3グループに分かれて始まりました。参加者のほとんどが乳がん体験者の方たちでした。

講師は色彩心理カウンセラー・カラーワークショップコーディネーター・杉原佳子さん。
【プロフィール】乳がん罹患。手術前、治療中に色が心の支えになった体験から、色彩をベースにしたワークショップを企画・開催。罹患中、子どもが未就学児だったため「がんの親をもつ子どものケア」にも力を入れている。アトリエNEST主宰。国際アートセラピー色彩心理協会会員。

水溶性パステルを1本選んで

まず、塗り絵の前に30色のカラフルなクレパスから1本を選びます。 なぜその色を選んだか、発表しました。雨で気持ちもどんよりだったので、「せめて爽やかな気持ちになりたい」と直感で私は水色を選びました。

その次に、オーラ塗り絵を1枚ずつ渡され、好きに塗ってくださいと言われます。特に指示はなく、どこから塗っても、塗らなくても、パステルに水をたっぷり含ませても、水を使わなくてもいいと言われます。1枚目は、デトックスだそうです。今の自分の状態、体調、身体の様子、気分などが現れるみたいです。自分を表わすセンターの人物のまわりに、私は先ほど選んだ水色や青を重ねていきました。

2枚目は好きな図柄を選んでぬり絵を

私は「新芽:光に向かってすくすく伸びていくイメージ」というデザインを選び、真ん中の植物の芽は若草色、そのまわりはイエローからオレンジへの同心円グラデーションで光を表わし、その外側にはブルーの同系色で同心円に塗りました。

一人ひとり、この色に塗った意味や何を考えていたかを発表してセミナーは終了。 私は来月立ち上げるこの情報サイト「ら・し・く」のことで頭がいっぱいだったので、それをイメージしたと発表しました。

こんなふうに無心に色を塗る時間はなかったので、新鮮な気持ちだったのと、このような方法で気持ちが落ち着いたり、素直な自分を導き出すようなセラピーがあるのだと学びました。弱ったときに塗り絵でセルフケア…これは役立ちそうです。