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ジャパンキャンサーフォーラム。がんサバイバーの声を聴こう!

2019年8月17日、認定NPO法人キャンサーネットジャパン主催の『ジャパンキャンサーフォーラム』が、東京築地の国立がん研究センターで開催されました。このフォーラムは、がん患者さん、ご家族、そして一般市民のための国内最大級のがんフォーラムとして、毎年夏、開催されているものです。

いくつもの会場を使って開かれた当フォーラムでは、がんに関する専門家による講演をはじめ、患者会・患者支援団体・企業がそれぞれブースを出展。団体の案内や商品の展示、啓発活動なども2日にわたって行われ、盛況を呈するビックイベントになりました。

がんサバイバーの声を聴こう!

1日目、第1会場での最後の催しは『がんサバイバーの声を聴こう!』というタイトル。がんの経験をきっかけに、さまざまな活動につなげた、またつなげようとの思いの報告です。今回は10人のサバイバーが、スライドを使って大変興味深い講演をされました。

さまざまな活動や思い

まず、「AYA世代」と呼ばれる若年性がん患者の3人から、仲間との交流の大切さ、仕事との両立、妊孕性の問題についてのお話。まだ数少ない「AYA世代」ならではの悩み、その解決への糸口、希望などを広く知ってもらう貴重な場となりました。

続いて、子どもたちへのがん教育、ネット配信による患者のための運動プログラム、食事を楽しくするためのカトラリー開発、医療者であってサバイバーでもある方からの提案、がん治療をしながらの老人介護など、さまざまな活動や問題提起がなされました。

「ら・し・く」の運営者、緒方が登壇!

今回のサバイバー活動報告に、この「ら・し・く」サイトの運営者である緒方が登壇しました。

緒方自身が経験した「がん診断が出たときの状況」「治療に伴うさまざまな悩み」「あふれる情報に対する困惑」…そうしたことを踏まえて「ら・し・く」が誕生した経緯を、ときには笑いを誘いながら紹介しました。

そして、この「ら・し・く」を今後どのように展開していくのかビジョンを報告。集まった聴衆の方々に共感と期待をもって聞いていただけるスピーチとなりました。

みうら ゆきこ
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