自分らしく

エレベーター・ミュージックの効果

注意を引かない音楽

普段は注意を傾けることはありませんが、街中のいたるところで音楽が流れています。レストラン、店内、理髪店や歯科医院の待合室など、いろいろな空間で音楽を耳にします。

いわゆるバックグラウンド・ミュージック(BGM)ですが、欧米では「エレベーター・ミュージック」と呼ばれます。文字どおり、エレベーターのなかで鳴っている音楽を指します。

密室のエレベーターで感じるストレスを和らげることから、その名前で呼ばれるようになりました。人々を無意識にリラックスさせるための音楽です。

エレベーター・ミュージックに耳を傾けてみる

多くの商業施設では、専門企業が有線放送や専用機器を設置して音楽を提供しています。アメリカの業務用音楽を扱う大手に、MUZAK(ミューザック)という会社があります。その会社名が、この種の音楽の代名詞にもなっています。

ユーモアのある研究や発明に与えられる「イグノーベル賞」。1977年、その医学賞が、アメリカの研究者に授与されました。「ミューザックは免疫力を刺激して、一般的な風邪を防ぐのに役立つかもしれない」という発見でした。

選考基準は「人々を笑わせて考えさせる」ことなので、医学的裏付けは疑わしいのですが。奇しくも今のコロナ禍では、興味が引かれるテーマといえます。

エレベーターやレストランで聴こえる音楽に、耳を傾けてみましょう。センスの良い音楽が流れていれば、居心地の良さを感じます。無意識にリラックスできるだけでなく、それ以上の効果があるのかもしれません。

サポーター

a. ユージ
a. ユージ
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