自分らしく
クリスマス音楽の楽しみ方
音楽があふれるクリスマス
12月になると、クリスマスで街が華やかになります。灯りで飾られたツリーやデコレーションを見かけるようになり、クリスマスもすっかり日本の風物詩として定着したように思います。
クリスマスは、音楽があふれる季節です。クリスマス音楽の鑑賞はこの季節ならではの楽しみです。聴き慣れているはずの歌や曲も、この季節が来るたびに新鮮に聴こえます。
伝統的なクリスマス曲の多くは、キリスト誕生を祝う『キャロル』と呼ばれる祝歌が起源といわれています。『きよしこの夜』や『もろびてこぞりて』など古典的な歌の数々は、時代を越えて現代でも愛唱されています。
『ジングル・ベル』『サンタが街にやって来る』『ホワイト・クリスマス』など、近代のポピュラー・ソングとして生まれた曲もすっかりクリスマスの定番曲になりました。
幸福な気持ちになれる音楽
欧米で人気なのは、チャイコフスキーのバレエ音楽『くるみ割り人形』です。クリスマス・イヴに兵隊の姿をした『くるみ割り人形』が王子さまに変身するというおとぎ話が主題。『くるみ割り人形』が動き出すような行進曲や、華麗な調べの『花のワルツ』を聴くと、ファンタジーの世界に迷い込むようです。
日本ではベートーヴェンの『第九』が人気です。クリスマスから年末に第九を聴いて一年の締め括りの行事にしている方も多いと思います。第四楽章の『歓喜の歌』のパワフルな合唱は、新しい年への期待を膨らませてくれます。
クリスマス曲はジャズとも相性の良い音楽です。私のお気に入りは、人気アニメのチャーリー・ブラウンのクリスマス映画で使われたピアノ奏者ヴィンス・ガラルディのジャズ演奏です。上品でユーモラスな味わいもあるピアノ演奏は、暖炉にあたるような暖かみを感じます。
クリスマスは音楽の宝庫のような季節です。その音楽は幸福な気持ちを膨らませてくれます。この季節ならではの音楽を味わって新しい年を迎えましょう。
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