自分らしく

シマウマ

シマウマ

白と黒の流れるラインを
きっぱりぬりわけて
モノクロのモードな着こなし

カリスマ・スタイリストが
ついているのさ

MISIAの『虹のラララ』という曲では、心躍る軽快なメロディに乗せて、街中でいくつもの”しましま模様”を見つけています。雲や、雲の影が映っている街や、すれ違うバスの窓…そして、心までも「嬉しくて悲しくて”しましま模様”」になっています。虹もまた、”しま模様”なのですね。

「♪ラララ 君の側で ラララ うたう歌が ♪いつも その胸へと架かる 虹」

そのつもりで探してみると、身の回りにはたくさんの”しましま模様”を見つけることができます。まずは、ファッション。ネイビーと白のはっきりしたストライプのパンツで颯爽と歩いている人や、淡いグリーンの大きめボーダーTシャツを細いパンツと合わせて着こなしている人をみると、まねしてみたい気分になります。

ヴェネチアを訪れたときには、ゴンドラのこぎ手は青と白、赤と白などの細めの横じまシャツがトレードマークでした。知らずに持参したのですが、私もネイビーとグレーの細い横じまTシャツを着てこっそりおそろいの気分を味わいました。

横断歩道の”しましま”に促されてテンポよく歩いたり、床屋さんの前で青白赤が斜めにくるくる回っているとお店のなかをのぞきたくなったり、残暑のなかで急ぎ足になっていると、お店から出て来る冷やされた空気を浴びたりむっとした路地の風を受けたりするときも”しましま模様”を味わえます。

朝、職場について部屋のブラインドの羽をシャッと回転させると、”しましま”の光がシャッと入って心をシャープに刺激して「今日もここでひと仕事しましょう」という気分になります。

涼しくなったら、シマウマや、トラや、昆虫、熱帯魚など、自然界に存在する”しましま模様”の美しさに会いに行くのも楽しいかもしれません。

サポーター

みやもと おとめ
みやもと おとめ
詩人。
本業は体育大学・ダンス学科教員。大学生たちがダンスを好きになり、さらに自信をもって子どもたちにダンスを教えられる指導者として育つことを願い、教育と研究に取り組む。

プロフィール