自分らしく
6月と月(ムーン)の関係
月(ムーン)が登場する歌
6月は梅雨の季節です。毎年のことですが、どうにも長雨は苦手です。羨ましいことに、欧米では穏やかな晴天が続きます。夜空でも月や星が輝くからなのか、欧米のポピュラー・ソングでは月(ムーン)がロマンチックに歌われます。
「毎年来る6月だけど、今年は違う」と歌ったのは、ビング・クロスビーの『June Comes Around Every Year』(1945年)です。「月がウィンクをすれば」6月はたくさんの夢を運んでくれる。そんなお洒落なフレーズも、世紀のエンターテイナーが歌えば決まります。
6月の歌は月(ムーン)が主役
毎月巡ってくる満月ですが、月ごとに名前で呼ばれています。これは、アメリカの先住民が名付けたのだとか。6月の満月は、「ストロベリー・ムーン」。野イチゴが獲れる時期に、ほのかに赤い月が現れるのが由来のようです。
ジャズ歌手アニタ・オデイの『Strawberry Moon』(1951年)では、「ブルーベリーの空にストロベリー・ムーンが現れる」と、カラフルな夜景が歌われます。
月の代表曲といえば、グレン・ミラーの『Moon Serenade(ムーンセレナーデ)』(1939年)でしょう。恋人を待つ6月の夜、「月明かりの歌を歌う」、という歌詞です。歴史的名曲のストーリーが6月だというのは、あまり知られていないようです。
雨空を見上げても見えませんが、歌のなかの月(ムーン)はさながら主役のようです。
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