自分らしく

タンゴに見る人生のロールモデル

健康のためにもなる楽しいタンゴ

タンゴは楽しい。そして、今後の老後の人生に備えるためにもいいもの見つけた、とも思えます。

最初は8.5㎝ヒールでよろよろと立つことすらままならなかったものが、だんだんと筋肉もついてきて、足というよりはどちらかというと体幹で立っていることができるようになってきました。また、前傾姿勢をとることから足の指でグッと地面をつかむようにして立たねばいけないので、地面を蹴る力もついてきています。これは「老後に鍛えるべきところ」として専門家がおすすめしている部分ではないでしょうか? 楽しく踊っているうちに鍛えることができるのだから、最高です。

ずっと続けられる楽しみを発見

昼間のミロンガ(タンゴを踊る会)に行くと、80歳前後のマダムたちもちょっとおしゃれして楽しく踊っている姿に遭遇します。「まさに私の求める老後の楽しい生活のロールモデルがここにある!」とうれしくなりました。マダムたちはなかなかにユニ-クな背景の方々で、ミロンガ後のアフター活動(お茶とか飲み会とか)も楽しい。

歳を重ねても、ちょっとおしゃれして、背筋をピンと伸ばして素敵な方々と踊る。終わってからも共通の興味嗜好のある仲間とまた「ああでもない、こうでもない」とタンゴ談義に花を咲かせる、ああ、なんとも楽しい時間ではないですか。今レッスンを重ねていき、いっぱしに踊れるようになればのちのち出かけてきて楽しく踊ることができるようになると考え、日々修行中です。

拡がる楽しみ

どんな趣味でも共通しているでしょうが、タンゴを中心として世界が拡がってきています。まったく縁のなかった人と出会い、アクセサリーや服を選ぶときもタンゴで使えるかと考えるのもいままでとは違った世界につながっていくようです。また、海外旅行の楽しみも違う面がでてきました。マラソンをする方が内外のマラソン大会に行くのを楽しみにするように、世界中のミロンガで踊ることを楽しみに旅行ができます。当面の目標は本場、ブエノスアイレスに行くことですね。

サポーター

Chicca
Chicca
マーケティングコンサル会社代表。
福岡県出身。高校時代に海外留学。大学卒業後、証券会社の海外勤務、内外化粧品会社マネジメント、事業開発、マーケティング、ラグジュアリーブランド、海外化粧品ブランド日本代表などを経て、現在に至る。
44歳のときに左乳がん発症。部分摘出、全摘手術の2度にわたる手術を経て、2年後に自家組織による再建に着手。2019年卒業。
趣味は、旅行、温泉、茶道、書道、着物、アルゼンチンタンゴ。

プロフィール