poem【詩】

むらさきつゆくさ

すっとした長い葉に
束ねられたちいさなつぼみ
毎朝 順に顔を上げて咲く
今日が私の番
明日はあなた

羽のように軽い紫色は
1日の終わりにはつぼみ
眠る白鳥のように
静かに首をうなだれて
もうそのままになる

すべてのつぼみが1回ずつ
その営みを終えるまで
しずしずと 順を守って
むらさきつゆくさは
時の流れに受けとめられていく