自分らしく

ライブ盤の魅力

ライブ盤で味わう臨場感

新型コロナウイルスの感染流行で、人が集まるイベントを控える事態になりました。観客が集まれば「密」になるわけで、音楽のコンサートやライブ演奏がほとんど行われていません。

とりわけロックやジャズは、観客の前で演奏する臨場感こそ魅力です。ライブを記録したレコードやCDには多くの名盤があります。

拍手や歓声が感動を呼び起こす

ウッドストック・フェスティバルは、1969年の夏に3日間行われた野外のロック・コンサートです。40万人を超える若者がニューヨークの郊外に集まりました。40組におよぶロック・アーティストが連日出演した演奏は、映画やレコードに記録されています。「愛と平和」を讃えるテーマにふさわしく、暴力事件も起きなかったコンサートとして語り継がれています。力強い演奏や大歓声から、ヒッピー・カルチャーを理想に集まった若者の熱狂が伝わります。

ジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスのトリオによる演奏を記録した『ワルツ・フォー・デビイ』(1961年)は、ニューヨークの老舗ジャズ・クラブ、ザ・ビレッジ・バンガードでのライブ録音です。名演のほまれ高い素晴らしい演奏ですが、観客のざわめきとグラスや食器が触れ合う音が混ざりあいます。演奏の隙間で聞こえる雑音がリアルな臨場感を感じさせます。

ライブ録音では、拍手や歓声が演奏と一体化しています。雨だれのような拍手から轟音のような歓声まで、さまざまな音が演奏に加わり、感動を呼び起こします。

再び拍手で音楽を味わえる日を、ライブの名盤を聴いて待つことにしましょう。

サポーター

浅井 祐二
浅井 祐二
ガラス・メーカーや外資のブランド会社に勤務し、現在は宝飾会社のアドバイザーを務める。
愛好するスムーズ・ジャズの素人ブログを発信している。

プロフィール