乳がん生活:患者力:頼れるプロ
ストレッチでリラックス
ストレッチで自律神経を整える
アメリカではスポーツ選手を中心にサポートしていましたが、日本に帰国してから主婦の方や事務で活動されている方へのサポートも行っています。
スポーツ選手が対象だと、ストレッチは「柔軟性を高めてケガ予防やパフォーマンスアップにつなげる」という目的で利用するアプローチだと考えがちですが、我慢しがちな日本人の方々には、ストレッチはまず「自律神経を整えるためのアプローチ」として利用しています。
ストレッチはゆっくりと動かし自分の身体と心に向き合いながら呼吸するため、自律神経を整える目的として最善の方法なのです。
「自分時間」の確保
ストレッチでゆっくりと身体を動かしながら自分の心身に向き合い、自律神経を整えるためには、「自分のための時間=自分時間」を確保することが重要になってきます。自律神経を整えるストレッチを実施するということは、自分時間を過ごすことです。
スケジュールにストレッチをする時間と前もって決めてもいいですし、急遽、時間ができたらストレッチをしてもいいと思います。ストレッチをしている時間は、あなたの時間です。ストレッチをやらなきゃいけないという義務感で実施するのではなく、ぜひリラックスする時間を自分自身にプレゼントすると思っていただけたらと思います。
自律神経を整えるためには「呼吸」が大事
ストレッチをしているときに自律神経を整えるためには、呼吸に注意することが大切です。もし、息を細かく口から吐く動作を続けると、自律神経の興奮が高まりリラックスとは反対の状態になってしまいます。
自律神経を整えてリラックスするための呼吸は、鼻から息を吸って、ゆっくりと口から息を吐くようにしてください。この息を吐いているときに、ストレッチの対象となる筋肉を意識して伸ばすようにしてください。
逆に鼻から息を吸っている間は、伸ばすのではなく動かないようにすることが大切です。鼻から呼吸を吸っている間にストレッチしようと身体を動かしてしまうと、余計な箇所の筋肉が力んでしまう原因になります。そうなるとリラックスしにくくなりますので、注意しながらストレッチをしてみてください。
サポーター
- 1983年5月15日生まれ。スポーツトレーナーとして日米でプロ選手からジュニア選手、パフォーマーをサポート。NPO法人スポーツセーフティージャパンに所属し、日本のスポーツ現場をより安全な環境に整えるための活動をしながら、個人事業主として身体を動かす方に対して自分らしくパフォーマンスを発揮できるように情報を発信。
資格:米国 公認アスレティックトレーナー(BOC-ATC)
プロフィール
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