自分らしく
ニューヨークのご当地ソング
ニューヨークの思い出
1990年から10年間、ニューヨークに住んでいました。90年代のニューヨーク市マンハッタンは危険な雰囲気もあり、当初は歩くにも緊張感が抜けませんでした。慣れるにつれて緊張はとけて、生き生きとした街のとりこになりました。
摩天楼に囲まれて、一日中サイレンや騒音の途切れない落ち着かないところですが、行き交う多様な人たちのエネルギーが息づいているような街でした。
そんな懐かしい思い出があるので、ニューヨークをテーマにした歌や曲にとりわけひかれます。
ニューヨークを歌った名曲
ビリー・ジョエルの『ニューヨークの想い』は、ニューヨークに住む主人公の歌です。変わらない日常と見慣れた景色でも、住んでいる街に心のよりどころを見つけています。ニューヨークを愛する誰もが共感を感じます。
アリシア・キーズの『エンパイア・ステート・オブ・マインド』は怒るようなラップ曲ですが、「ニューヨーク、ニューヨーク」と連呼するコーラスに希望がこめられているようです。主人公は、苦悩を抱えていても夢を求めて生きているのでしょう。「ニューヨークならできないことはない」と、力強いメッセージが心につたわります。
決定的な曲といえば、フランク・シナトラの『ニューヨーク、ニューヨーク』です。ニューヨークのテーマソングのような賛歌です。「この街でやれるならどこでもやり切れる。ナンバーワンになるのは自分次第なのさ」…くよくよするなよと、元気をくれる応援歌です。
いわゆるご当地ソングのなかで、ニューヨークを歌った曲は群を抜いて多いですね。住む人たちだけに限らず、世界の注目を集める魅了的な街の証でしょう。
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