乳がん生活:患者力:患者力アップのヒント
乳房再建への道(4)
閑話休題
前回、エベレスト本番のことをお伝えしましたが、本手術の際は3日間動けないので個室となります。苦しい3日間が過ぎたころに友人が訪ねてきてくれました。そのときの報告書が面白かったのでご紹介したいと思います。
ホテルライクな入院生活報告
「昨日の夜、面会時間ギリギリまで●●さまのホテルライクな病室にお邪魔しておりました。
もういらっしゃった方はお分かりと思いますが、個室の窓からは(本当に)みなとみらいの美しい夜景が臨め、お部屋の”アメニティ”はAさんから差し入れられたエルメスの『ナイルの庭』。壁にはNさんから贈られたハートのかわいいバルーンが飾られており、とても日本のフツーの病室とは思えませんでした(笑)。
思った以上にお元気そうで、とっても安心しました~!!」
入院を楽しむのもあり
乳がんの手術と比べると再建の手術は前向きなものなので気は楽ですが、それでも不自由で無味乾燥な入院生活になりがちです。状況が許す限り少しでもお気に入りのアメニティを連れていくのもいいですね。寝巻は洗濯が大変なのでレンタルしましたが、病院で知り合った入院3回目の強者はリラックス感漂うルームウェアで過ごしていました。入院中は気が滅入りがちですが、少しでも美しいもの、手触りのいいもの、楽しいもの、フェイスパックなど美に向かうものを連れていくことで気が楽になる気がしました。ホテルにおこもりすると思って過ごすのもよいのではないでしょうか?
ヘリウムで宙に浮く楽しいバルーンを送ってくれた友人にも感謝です(箱に入って送ることができるのですね。びっくりでした)。おかげで「この病室楽しいな」とお医者様方にも喜んでいただけました。バルーンは退院の際に談話室に寄付してきましたので、その後も皆さんを励ましてくれたことでしょう。
サポーター
- マーケティングコンサル会社代表。
福岡県出身。高校時代に海外留学。大学卒業後、証券会社の海外勤務、内外化粧品会社マネジメント、事業開発、マーケティング、ラグジュアリーブランド、海外化粧品ブランド日本代表などを経て、現在に至る。
44歳のときに左乳がん発症。部分摘出、全摘手術の2度にわたる手術を経て、2年後に自家組織による再建に着手。2019年卒業。
趣味は、旅行、温泉、茶道、書道、着物、アルゼンチンタンゴ。
プロフィール
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