自分らしく
無人島に持って行く音楽
無人島で聴く音楽とは
昔から音楽ファンのあいだでよく語られる話題に、「無人島に持って行く1枚のレコード」というのがあります。今ではレコードよりCDが一般的になりましたが、要は「愛着のある音楽CDを1枚だけ、もしくは数曲だけ選ぶ」という究極の選択です。
イギリスのラジオ番組には、このテーマで語り合う長寿番組があります。出演するゲストが自ら選んだCDや楽曲について熱く語る番組です。その番組が長く人気を博しているのは、選んだ音楽を通して、そのゲストの人生を語ることになるという興味深いテーマだからでしょう。
ちなみに、その番組で過去に選ばれた音楽家のベスト3は、モーツァルト、ベートーヴェン、バッハだそうです。ビートルズやローリングストーンズ、クイーンといったロックやポップスの名曲も頻繁に選ばれています。
音楽は日々の生活に必要
アメリカの女性作家ジョディ・ピコーは、著作のなかで「音楽は記憶を語る言葉である」と述べています。誰もが人生で深く感動した音楽をもっています。好きな音楽を聴くことは、記憶のページを振り返ることにもなります。
18〜19世紀のドイツの小説家ジャン・パウルは、「音楽とは人生の暗い夜の月明かりである」という名言を残したそうです。人生において音楽が生きる勇気を与えてくれるのも、昔も今も変わらないことのようです。
くだんの「無人島」のお題目はジョークのような話ですが、意味するところは現実的です。愛着のある音楽を聴くことは、日々の生活を有意義に過ごして、ときには勇気を与えてくれることもあります。
さて、あなたが無人島に持って行くなら、どんな音楽にしますか?
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