自分らしく

観て撮って楽しい写真。せっかくなら、撮ってみよう(2)

スマホで充分、今すぐ撮り始めよう

前回のコラムでも触れたように、現代はスマホさえあれば素敵な写真を手軽に撮ることができる素晴らしい世界だ。自分次第で、被写体だって無限に存在する。外出先の風景や身近な人物、美しい花や美味しそうな料理。私はいつか、ドアノブの写真を撮り集めたいと思っている。美しいドアノブの形状に魅せられてしまう「ドアノブフェチ」なだけなのだが、そんなふうに何かにこだわっても面白い。

最初は、目の前の興味あるものを撮りまくろう。始めることなんて簡単。だったら今すぐ始めてみようじゃないか! 撮っているうちに、自分なりの方向性が見えてくるだろう。

セルフィー(自撮り)の勧め。これはもう自身へのご褒美だ

ひとつお願いがあるとしたら、被写体のなかに自分を含めた身近な人物を含めてもらえたらとても嬉しく思う。美しい景色のなかや楽しいパーティーでの友人の様子、最近あまり会わなくなってしまったお婆ちゃん。人物を撮るということは、幸せを形に残すということではないだろうか。

そしてその写真のなかにぜひ、自身も入ってほしい。そう、セルフィーの勧めである。セルフィーとは、自身の幸せを形に残す行為なのだ。これを「自身へのご褒美」と言わずに何と言おうか! よく、「私なんかいいからあの人を撮って」と遠慮する方がいるが、撮らなくていい人物なんて一人もいない。遠慮なんかせず、自らが自身を積極的に撮るくらいになっていただきたい。何度もいうが、セルフィーとは「自身へのご褒美」なのだ。

掲載の写真は、紅葉の鎌倉を散策する二人。こんな写真を残したい方は、私に連絡をするという手段もある!

サポーター

SHINYA MATSUMOTO
SHINYA MATSUMOTO
フォトグラファー。 趣味の風景写真が高じて、写真の世界に転身。ブライダルカメラマンとして人物撮影を学んだ後、現在は独立。
前景・背景を活かした人物写真、「表情」を引き出した風景写真を意識し、将来は両者の融合を目指す。
プライベートでも撮影を楽しみ、写真撮影においては大抵のことは苦にならない。

プロフィール