がん研でも検査の日々は続く。内視鏡でもわからず

刺したときの感触などもあるということで、「がん研にて刺したい」と再度針生検。同じ検査を繰り返すが、まだ黒でない。

「次は内視鏡入れてみましょう」と。内視鏡ですか????

確かにミルクや液体も出てくるわけだから、管であるわけだけど、内視鏡…? 乳頭の先端だけ麻酔ゼリーを塗られ、意識はハッキリとしたまま大勢のドクターたちに囲まれながら煌々とした部屋で内視鏡。この検査が一番痛くて屈辱的だったかもしれません。結果、良性の乳腺乳頭腫、というものであることが判明。ある意味、あの液体の正体は突き止められ、もうこれでいいよね、という気になっていました。

何度目かの針生検で、とうとうがん確定

しかし、「この奥にがんがある場合もあるので、最後にもう2か所生検してみましょう」という当番の先生の強い勧めで最終検査。これが、とうとう黒だったのです。私のがんはきれいな形でなく広がっている形だったので、確定するまでの時間がかかったと思われます。

ここまでがん研の検査、2か月強。当時、「乳がん手術は3か月待ち」といわれていましたが、早く手術しなければいけない人リストのトップ集団に躍り出ていたのでした。

各段階での「怪しい」に救われて

おそらく、私のがんはきれいな形でなく広がっている形だったので、がんの部分に刺すことが難しく、確定するまでの時間がかかったと思われます。

振り返ってみると、いろいろな段階で検査をやめてしまうタイミングは多々ありながら、先生たちの「怪しい」というニュアンスや勘に助けられた結果となりました。

毎日、毎日、似たような症例を診ていることで、それぞれの先生方のなかに見えないノウハウとして蓄積されていくものかもしれず、やっぱり「刺したときの感触」のようなものは大切な判断要素なのかもしれないと思いました。