自分らしく

気持ちを「ON」にしてくれるアクセサリー

気軽に身に着けられるコットンパールで
毎日のコーディネートを楽しむ

シンプルなドレスやアウターなどに合わせたアクセサリーは、装い全体を格上げする、身に着けた持ち主の個性を引き出してくれる特別なアイテム…子どもの頃からアクセサリーはそう見え、装うことに興味津々の私にとって憧れでした。

ところが、20歳で開けたピアスホールが原因で金属アレルギーを発症。その日の装いに応じてアクセサリーも使い分けしたい私にとって、「身に着けられる素材が限られる」という窮屈な日々が続いたのです。アレルギーを発症しにくいガラスやアクリルなどを使用したものを中心に装いを考える毎日でしたが、重くて肩が凝る、価格もそれなりに高価だったり、気軽には楽しめませんでした。

羽のように軽い素材との出会い

10年ほど前、外出先で見かけたハンドメイド展で「コットンパール」という素材を知りました。その出会いが、「アクセサリーをもっと楽しみたい!」という思いに新たな展開をもたらしてくれたのです。

コットンパールはコットンを丸めて球体に圧縮し、表面にパール加工を施した人造パールのことです。真珠の約1/6程の重さで非常に軽く、長時間着けていても負担にならないばかりか、バロックパールのような形状もあいまってカジュアルからボリュームのある華やかなデザインまでさまざまなアクセサリーに加工が可能です。この出会いをきっかけに、アクセサリー制作も楽しむようになりました。

自分に「〇」をしてくれるもの

加齢や思いがけない病などがもたらす心身の変化やさまざまなストレスなどの影響で、「去年までは似合っていたはずの洋服が、今年はしっくりしない、顔色が冴えない」など、なんとなく気分が落ち込んで外出が億劫になることがあると思います。

こんなときにはぜひコットンパールのような肌なじみがよく、身体の負担にならないアクセサリーをいつもの装いにプラスしてみてください。アクセサリーを直接肌につけたくないようなときには、ブローチを手持ちの帽子やストールにつけるだけでも装いが広がります。

アクセサリーは、装いの最後の仕上げだけではありません。私は「今日も私は大丈夫！」と背中を押してくれるアイテムだと信じています。

サポーター

ひらい まさよ
ひらい まさよ
アクセサリー作家。
子どもの頃から「装う」ことに興味津々。外資系企業勤務のかたわら、全身のコーディネートに欠かせないアクセサリーづくりを独学で始める。大人ならではの装いのアクセントでありつつ、気負わずにさらりと気軽に身に着けられるアイテムづくりを目指す。
被爆者であった父の悪性リンパ腫、大腸がんの10年以上にも及ぶ闘病に寄り添い、夫をも膵臓がんで失うという経験をもつ。

プロフィール