自分らしく

『おたく』を考察

最初のイメージ

唐突ですが、皆さんは『おたく』と聞くとどのようなイメージをもたれますか? 地下アイドルをオタ芸で全身全霊をかけて応援する人たちを想像されますか? 私は漫画やアニメ、アイドルに寝食を忘れ時間を費やす人たちを勝手に『おたく』だと思っていました。そう、過去形なのです。

というのは、「身近にいる甥っ子たちが『おたく』なのでは?」と思い始めたからです。上は日本・東洋美術に、下は世界の軍事事情に膨大な知識をもって静かに熱く話をしてくる時間が年齢を重ねるごとに増えていき、その熱量はそうオタ芸の人たちと共通していると確信したのです。

身近にいる『おたく』の特徴

①自分の推しについて語り始めると止まらない
②早口で、思いの丈を話すとすっきりする
③情報収集に余念がない
④わからないことがあるとすぐに調べる
⑤一つ質問を投げかけると、何十倍にもなってブーメラン返しに合い面食らう
⑥ときとして、自分の好きな物は相手も好きな物だと勘違いする傾向あり

おたく万歳!

勝手に『おたく』を自己流に分析してしまいましたが、『おたく』はWikipediaにももちろん出てきます。終戦時、京都で文化財を守っていた方々のなかには終戦を知らなかったという嘘のような実話があります。

『おたく』ではないかもしれませんが、ひたすら何かに没頭し続けた姿勢は『おたく』に通ずるものを感じます。極論にはなりますが、『おたく』は時代の証人であり担い手であり、「これからの歴史を作っていく上で、なくてはならない存在なのでは?」と思う今日このころなのです。

サポーター

田上ハル
田上ハル
東京都出身。
留学支援と日本語教育の両分野で活躍。留学分野では高校生の交換留学業界で25年以上、派遣と受け入れの業務を遂行。現在は、週4日、留学関係の仕事に従事。2017年に日本語教師資格を取得。日本語学校の他、地域のボランティアとしても日本語を教える。
1998年、父が膵臓癌で他界。趣味は仏像やJAZZの鑑賞、SMAP、美術館・博物館巡り。パワーの源は、美味しいお酒を飲むこと。

プロフィール