乳がん生活:患者力:患者力アップのヒント

〈副作用に負けないおしゃれ〉アクセサリー編

ただでさえ気分がすぐれず、アクセサリーを楽しむ気分にならなかった上にネックレスが首に絡まる、ピアスで耳たぶが裂ける、リングやブレスレットで手首や指が切れる…体調が悪く、転倒したときのさまざまなリスクを考えたら、「今の自分はおしゃれをする状態ではないのだ」と悲しい気持ちでした。

やっぱり“おしゃれ”はしたい

抗がん剤による副作用のしびれを絶えることなく感じ、気持ちもアガらない日々が続きました。すると、どんどんカジュアルで楽ちんなおしゃれとは程遠い服装になっていったのです。とはいえ、仕事の打合せやアポイントがあったり友人と食事のときは、やはりおしゃれをしたいもの。そんなとき、服装にちょっとプラスする感じで重宝したのがコットンパールのアクセサリーです。

私がヘビーローテ―ションしていたのは、友人のハンドメイドのロングネックレス。そのままロングでも、二重にしても、気軽にさっとつけられる優れモノです。肌に直接触れないロングのネックレスは、汗も気にせず、ガンガン使えました。何より軽い(30g程度)ので、肩もこりません。実は、治療する前からの愛用品。出張時には必ずスーツケースに入れていました。治療中もおしゃれをしたい気持ちを満たしてくれたのです。

このパールのアクセサリーは、〈ら・し・く〉ライターのひらいまさよさんのアクセサリーです。
▼sararito
https://sararito.theshop.jp/

サポーター

緒方佳美
緒方佳美
外資系企業数社を経て退社。
その後、乳がん発症。トリプルネガティブと診断され、術前抗がん剤治療、部分摘出手術、放射線治療を経験。家族にもがん体験者あり。治療中から、がんと仕事の両立支援や、がん体験者のための支援活動を考える。乳がん体験者コーディネーター(BEC)認定。
2018年10月、株式会社オフィスオガタ設立(人材紹介・コンサルティング業)。
多様性を認める社会形成への貢献を意識し、東北支援活動、地元の景観まちづくりの会での活動を通じて地域とのつながりも大事にしている。

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