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睡眠とコーヒー(カフェイン)

皆さん、よく眠れていますか? 睡眠改善インストラクターの江川です。今回のテーマは、『睡眠とコーヒー(カフェイン)』についてです。

体内のカフェイン減少には時間がかかる

皆さんはコーヒーを飲みますか? 私も大好きでよく飲んでいますが、睡眠への影響を考えると飲み方に工夫をするとよさそうです。

ご存知の方もいるかもしれませんが、コーヒーなどに含まれるカフェインには覚醒作用があります。コーヒーを飲むと頭がシャキッとしますよね。カフェインが脳に作用し、覚醒するわけです。集中したい時にも役立ちますよね。

ただ問題は、体内に取り込まれたカフェインが減少していくには思っている以上に時間がかかってしまいます。カフェインの覚醒作用の持続時間は約4時間程度といわれていますが、かなり個人差があります。実際、血液中のカフェインの濃度が半減するまでの時間は、2時間〜10時間程度とかなり研究によってばらつきがあります。また、カフェインを含む飲み物の量にも関係します。

カフェインの摂取は午後3時まで

お伝えしたいことは、カフェインによる覚醒時間は人によって異なりますが、目安として午後3時以降は控えるとよいということです。人によっては午後3時より前の時間にコーヒーを飲んだとしても、夜の睡眠に影響が出てくる人もいるかもしれません。私はカフェインの影響を受けやすいタイプで、たまに夕方5時ぐらいにコーヒー飲んでしまうことがあります。すると決まって夜は寝つくまでの時間がかかります。やってしまった…という感じですね。「集中したい、一気に仕事片付けちゃいたい」というときはつい夕方以降でも飲んでしまうわけです。

「どうしても夕方以降にもコーヒー飲みたい」というときは、カフェインの少ないノンカフェイン、カフェインレス、デカフェのタイプを選んではいかがでしょうか? 最近はカフェインレスのコーヒーも増えてきました。

最後に、カフェインを含む飲み物はコーヒー以外にもあります。もっともカフェインを含んでいるのは緑茶の玉露です。他にも含有量は少ないですが、紅茶、日本茶にも含まれています。寝つけないなーという、その犯人が実は毎日飲んでいる飲み物ということもあり得ます。私も気をつけたいと思っています。

サポーター

江川信吾
江川信吾
1985年生まれ。睡眠プランナー。
製薬会社で医薬情報担当者として、医師や薬剤師に睡眠薬や抗うつ薬などの医療用医薬品の情報を提供。その後、独立し医療や介護の新規事業の立ち上げに伴う市場調査や販路拡大のコンサルタントとして活動。
さらにCPAP(睡眠時無呼吸症候群)療法士、睡眠コンサルタントの資格を取得し、睡眠プランナーとしても活動している。
東北の「果物、野菜、温泉、自然」の魅力にハマっている。

プロフィール